身体の声に耳をすませる

昨日はユニセラ4回目の講義でした。

午前中のわたしの講義は、脊椎疾患の各論みたいなことでいろいろな原因で腰痛や
坐骨神経痛が起こるのだと言うお話。極めて全うに医学的なことでした。

そして、午後。
卓ちゃんの「卓オパシー」もどんどん加速してまいります。昨日は「内臓マニピュレーション」

被験者さんに、診察台の上に仰向けになってもらい胃腸や肝臓の上に手を当てて、微細な
周期的なリズムを感じ取ると言う手技です。
わたしの場合はどうしても医学的な知識が邪魔をするのか、素直な気持ちで「波動」を
感じ切ることが出来ませんでした。

それに対して生徒さんたちは、余計な知識がない分素直に感じておられるようでした。
ある生徒さんから言われたのは、「こにぃは、自分の手に意識が集中しているから
感じられないんだと思う。もっと、相手の胃や肝臓に意識を持っていったらどないですか」
フムフム、と思いましたよ。そうしたら、すこし非常に微細な波動ですが、感じられたような
気がしました。まだまだ、はっきりわかったと言うには遠いのですが。
それにしても、生徒さんのレベルが高いですねぇ。

西洋医学、現代医学では身体の中の臓器なり脳脊髄液が周期的なリズムで振動して
いるなどと言うことは認めていません。身体というのは「臓器」という極めて物理的な
パーツの寄せ集めであると言う風にしかとらえません。医学校では「肉体とはお互い
しゃべりながら協調しあう極めて調和的な存在である」とは教えてくれないのです。

ところが、こうして己を無にして、臓器に耳を傾けるとそれぞれの臓器は極めて小さい声
ですが規則正しい振動と言う形で全身に語りかけているのですね。そして、全体として
バランスをとっているのです。
このことを感覚として実感できたことは、極めて衝撃的な事実でした。

歴史的には、オステオパシーもクラニオゼイクラルもアメリカの医者が「内臓臓器や
骨格筋肉の微細なバランス」の存在に気づき、始めたものです。霊感商法とかブーム
としての○○占いとかとは根本的には違うのです。
ところが、西洋医学の医者にこのような話を持っていくと、内容について知ろうとしない
で、はなから受け付けようとしません。これって、何なんでしょうか。ぼくには不思議で
なりません。

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